高配当銘柄分析 ~九州旅客鉄道:9142~

電車 投資
スポンサーリンク

今回は九州旅客鉄道(JR九州)について紹介します。

管理人は30株保有しており買い増しするかどうか検討中でしたが、この記事を書いた結論としては、一時見送ることにしました。

スポンサーリンク

概要

九州旅客鉄道は東証1部に上場している企業です。設立は1987年と長い歴史がありますが、上場したのは2016年と最近です。

JR九州と聞くと鉄道事業の印象が強いですが、その他にも建設、不動産・ホテル、流通・外食などの事業を行っています。2019年度の営業収益のセグメントを確認すると運輸サービスは1/3に過ぎません。

2019年度のセグメント別売上高

営業利益の内訳を確認すると運輸サービスが43%、不動産・ホテルが37%とこの2セグメントで全体の80%を占めています。売上のセグメントからは事業の多角化をしているように見えましたが、実際は運輸サービスと不動産・ホテル事業が収入の柱になっているようです。

2019年度のセグメント別営業利益

売上高、営業利益、EPS

売上高は’20.3から’21.3の間でコロナの影響で約25%減少しており、赤字になっています。今年度についても11/2に下方修正の発表があり、営業利益は赤字になる見通しです。

売上高、営業利益、営業利益率
金額の単位:[百万円]

セグメント別の営業利益で分かるように利益の4割を占めていた運輸サービスが大きく赤字になっています。不動産・ホテル事業も半分ほどとなっており、緊急事態宣言の影響が大きく表れているようです。2022年度の予想では2021年度よりは回復していますが、依然として運輸サービスの赤字は続く見込みになっています。

セグメント別営業利益

EPSについて、2016年度は鉄道事業固定資産等の減損処理で-2700円/株となっていますが、それ以降は19年3月までほぼ横ばいです。その後のコロナの影響で大きく下落しています。

EPS
2016年度は省略

キャッシュフロー

フリーキャッシュフローですが、投資キャッシュフローが多く2019年度以降はマイナスです。内容は電車の車両や線路の高架化、土地、ホテル建設など事業活動に直結する固定資産の取得に関する項目が多い印象です。

自己資本比率

自己資本比率は50%付近をキープしていましたが、コロナ禍で悪化して2021年3月時点で44%まで減少しています。

配当金

配当金について、配当性向35%を目安にしているようです。また、2022年3月期までは93円を下限としてるようで、3年連続で93円の配当が行われています。今期も93円の予定にはなっていますが、事業の影響を見極めるために中間配当を廃止しています。株主還元を大切にしてくれているようですが、状況によっては減配できるようにとのことでしょう。

2023年以降の配当金に関しては特に触れられていない点も気になりますね。

まとめ

JR九州は鉄道のみならず不動産や建設などの多くの事業を取り扱っていますが、コロナの影響で売り上げが下がる事業ばかりです。現在のEUや韓国でのコロナウィルスの流行を見ると、日本でも第6波は起こると考える方が良さそうですが、この記事で紹介した22年度の予想値には第6波の影響が含まれていません。

2022年秋には西九州新幹線の開通が予定されており今後の成長が気になるところですが、第6波に備えて買い増しは延期してしばらく静観します。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※本情報は参考としていただき、投資は自己責任でお願いします。

株式投資体験セミナー