高配当銘柄分析 ~UBE(宇部興産):4208~

化学 投資
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今回は総合化学メーカーのUBE(宇部興産)について紹介します。現在の会社名は「宇部興産」ですが、22年4月からは「UBE」に社名変更することが決まっています。

管理人の現在の保有数は0株ですが、最近のチャートを眺めていて気になったので調査してみました。

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概要

UBEは東証1部に上場しており、本店は山口県宇部市になります。化学メーカーといっても事業は多岐に渡っており、「化学」、「建設資材」、「機械」に分類されています。各セグメントの詳細は以下のとおりで幅広い事業を行っています。

  • 化学:ナイロン樹脂、合成ゴム、電池材料、医薬品(原体・中間体)
  • 建築資材:石灰石の製造、資源リサイクル、石炭の販売、セメントの製造、電力
  • 機械:成型機、産業機器、橋梁・鉄構等の製造
セグメント別売上高

セグメント別の売上高は「化学」と「建設資材」で約4割ずつ、残りが「機械」といった割合です。

営業利益も同程度の割合で分散されています。

セグメント別営業利益

2022年4月には三菱マテリアル株式会社との間でセメント事業等の統合が予定されているようです。機械事業についても分社化されていますので、今後は化学を中心事業とする方針のようです。

売上高、営業利益、EPS

売上高について、コロナ前は増加傾向にありましたが、最近は少し伸び悩んでいます。営業利益率も少しずつ低下してきておりましたが、22年度は回復して5%を超える予想になっています。繊維向け、自動車向けのナイロン事業や合成ゴム、自動車向け電池材料(セパレータ)で好調のようです。

しかし、10/22付けのIRで通期の下方修正が出ました。化学事業は好調ですが、セメント事業の統合に伴う費用が利益を圧迫するようです。

EPSは20年度以降は横ばいです。

キャッシュフロー

フリーキャッシュフローからは、コロナ禍でもプラスを維持していることが分かります。化学事業の落ち込みを建築資材事業がカバーしているようです。

キャッシュフロー

自己資本比率

自己資本比率は、単調増加傾向で45%を超えています。特に心配する必要はなさそうです。

自己資本比率

配当金

配当と自己株式取得を合わせた連結総還元性向は、30%以上を目安としているようです。利益が減少している影響で20年度以降は40%以上の配当性向になっていますので、今後の業績にも注視していきたいところです。

配当金

アンモニア事業について

宇部興産は国内トップのアンモニア製造メーカーでもあります。半導体産業向けの高純度硝酸については事業拡大を目指しているようです。

また、アンモニアはクリーン燃料としても世界中から注目が集まっています。伊藤忠との協業でアンモニア船の燃料供給で協業するようです。しかし、アンモニア市場が急拡大するとアンモニアの市場単価が下がり、価格競争力が保てなくなる懸念もあるようです。長期的なアンモニア事業の方針については、今後の動向を注目していきたいと思います。

まとめ

営業利益の成長性には少し物足りなさがありますが、コロナ禍でも安定的に利益を出している企業のようです。チャートでは10/22の下方修正および10/25の自己株式取得が終了した辺りから大きく下げている印象です。アンモニア業界の動きも気になるところなので、タイミングを見て購入を検討していきたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※本情報は参考としていただき、投資は自己責任でお願いします。

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